こんにちは。Barrel(@BarrelFFXIV)です。
数年ぶりに黒魔道士を触り、あまりにも強い衝撃を受けたので記事にしたいと思います。
ぶっちゃけ黒魔って難しいですよね?って話。
基本的なジョブシステムは2.x時代からほとんど変わっていません。今の5.xシリーズでは完全にシステムを継承した上位互換となっているだけ。・・・・・・・って、ホント??やってみると結構難しいんだな、これが・・・。
ただ、昔と比べると(2.x時代)切れるカードが圧倒的に増えてシステムがフレキシブルになった分、難しくなりながらも他ジョブでは味わえないような遥かに強い爽快さや楽しみがあると感じています。
まだLv72とこれから黒の本領を目の当たりにしてく段階ではありますが、2.x時代の大半を過ごした元黒魔道士メインからの感想など語っていこうと思います。
はじめに、少しだけ僕の黒魔道士事情を物語形式で紹介。すっとばしてもらってOKです。時間がある方は適当に読んでください。
某日某所、冒険録にて
2020年9月6日…何気ない気持ちから始まる。
黒魔道士をプレイしていたのはいつ頃か…Lvは52で止まったまま、残っている装備はスターダストロッドだけだった

昔はというと、極タイタン戦にてウォールを貼ってLB3(2?)をキャストしたり、初期バハ1層でスライムマラソンをしたり、4層で魔法反射をくらって死んだり、なかなかに黒魔道士というジョブを楽しんでいたものの、今は昔の話らしく。
時は過ぎ2015年6月23日、蒼天のイシュガルド実装。
3.0直前、真成編はすべて竜騎士でプレイしていたこともあり蒼天のイシュガルドは竜騎士で突破した。
レイドは起動編のみではあるがもちろん竜騎士で。あの頃から既に元黒魔道士の現竜騎士。
黒魔道士はLv52だった。つまるところ、全然やっていなかったのだが、ふと思ったのである。。時代に取り残された古代の黒魔道士は、己が身に魔力を感じたかったのだ。
あの日の無垢な想いを胸に、約5年越しに再誕させた。
(モグステで冒険録ポチった。)
5.x黒魔道士

さて、どうでも良さそうな物語を読んでくださった方、ありがとうございます。まぁなんやかんや書いてますが冒険録ポチったという話です。
ここでは、2.xシリーズから5.xシリーズへと空間転移した僕の体験とともに、僕が知っている過去の黒魔道士と今の黒魔道士とで何がどう異なるのかを文字にしながら見ていきたいと想います。
2.x時代に取り残された僕にとって新たなシステム
昔と今とで、Lv72時点での違いを列挙してみます。(書き始めた段階ではLv72でしたが、公開時はLv77になっています)
- エノキアンとAF/UBの相即不離性
- MP減少パッシブ「アンブラルハート実装」
- Lv72極性マスタリーとトランス
- キャストタイム>GCD
- フリーズ
- 黒魔紋(ナイフエッジ・デスマッチ)
ざっくり思いつくだけでこれだけ・・・凄まじい変化です。それぞれ詳しく分解してきましょう。
1.エノキアンとAF/UBの連鎖性

黒魔道士は過去、維持するものといえばサンダーだけといっても過言ではありませんでした。MPギリギリでブリザガ、回復したらファイガといったお手軽固定砲台。これは5.xの今でもあまり変化はありませんね。
4.xで実装された「エノキアン」。えのきを維持してはじめてガ系の上位魔法ジャ系を撃てるようになったため、維持する項目がひとつ増えました。

エノキアン維持にはAF/UBのいずれかの状態にいるという条件は、さほど難しくないのですが…
ギミック処理、MP管理、バフ(迅速系)、AF(UB)の残り時間などなど…色々絡み合った瞬間、ふとエノキアンを切らしてしまうんですよね。(まだ不慣れな部分もありますが)
エノキを一度切らしてから30秒間の間に再度エノキを切らすともう目も当てられない状態へ…リカバリーは30秒につき1回までと決まっているのが難易度を高めている要素でしょう。
エノキがないと後述の「アンブラルハート」がつきませんし、DPSはガタ落ちです。
エノキリカバリーができる黒魔道士はギミック処理に対して柔軟で、システムをよく理解している証拠かなと。とても能力が高いと思います。
2.MP減少パッシブ「アンブラルハート実装」

アクション「フリーズ」のプチリメイクと、エノキ中のみ実行できるブリザジャ。
フリーズでアンブラルハート1つ、
ブリザジャでアンブラルハート3つ。

Lv76でアンブラルソウルを獲得するので道中やギミック処理中にアンブラルハートを溜められる、と。
これがめちゃくちゃ重要なんですよね…範囲回しをするときとLv72からのデスペア混みの単体回しをするとき。かなり個性が出ます。まだまだ開拓が進んでいませんが、現状で把握している(実際にやった)スキル回しはざっくりこんな感じ。

AF継続用のファイアをProcファイガにできれば強いんじゃないかなって思いましたが、Lv72時点の激成魔はリキャ60秒なのでかなり貴重技です。
確実にProcサンダガを打つほうが無難っぽいですね。Procファイガを打つということはどこかで1回ファイアを打たなくてはいけないため、ファイガスタートよりも遅そう。
この回しにある息継ぎファイアは、4発あるファイジャと1発のファイアをほぼロスなく打てた場合のみ完走できます。スペルスピードにもよりますが。

通常サンダジャは遅いし弱いので真紋に入れたほうがよかったかも。(作った後に気づいた)
ざっくりこんな感じになっていて、もはや2.x時代とは大違い。見る影は…若干ありそうですがとても魔術師らしくなりました。まあそもそも2.x時代の範囲回しなんてあってなかったようなものです。ファイガ→MP尽きかけまでファイラ→フレアのループですし。
ざっくりこんな感じになっていて、もはや2.x時代とは大違い。見る影は…若干ありそうですがとても魔術師らしくなりました。まあそもそも2.x時代の範囲回しなんてあってなかったようなものです。ファイガ→MP尽きかけまでファイラ→フレアのループですし。
フレアがバンバン打てるようになって、さらにファウルやらフリーズ改造やらでとてもやりやすくなりました。
3.Lv72極性マスタリーとトランス

Lv70~71の間はMP0が0になったらトランスからのMP自動回復を待ち(もしくはコンバート)、サンダジャ打ち直しからのまたAF移行とかやってました。
これがフレアやデスペア、通常回しで偶然MPが0になったときに無料で極属性魔法を撃てるように…!無料で。フリー。
ほとんど出番がなくなりそうなトランスくん…アンブラルソウルを手に入れるまでの間と、3連も迅速もないときのリカバリー用ぐらいにしか機会がなくなってしまいました。
もしミスって中途半端なMPでAF1になってしまったときは即トランスからブリザジャ(ガ)でいいですね。うん、リカバリー用。生まれ変わったトランス。
4.キャストタイム>GCD
黒魔紋内でようやくファイジャがGCDとほぼイコールになるレベル。とにかくキャストがながい。
魔紋がないターンでのファイガループからファウルを打ったときの早さたるや。GCDで回るスキルはめっちゃ速いなって思いますね。
三連魔をギミックで使うのか、DPS詰めに使うのかでまたプレイヤーの味やシステム・ギミック理解度による差がでてきますね。
単純なスキル回しではないというのが黒魔道士の一番の面白さかもしれません。一撃の重さと引き換えに時間を代償とする。黒魔らしい挙動です。
5.フリーズ

はい。(はいじゃないが)
いつの間にか生まれ変わっていたフリーズ。グラウンド指定じゃないってだけでパッド民にはとてもありがたい。そして、使いやすい。おまけに、即座にUB3とUHを1つ付与してくれるおじさん。


強くない・・・・・・・・・・??
魔紋も三連もないとき、さらにもうそろそろBOSSがジャンプしそう!ってとき・・・・・・・
他のProc状況にもよりますが…ブリザガで折り返さなくてもよくない?!?!
こりゃつええわ…威力は100と控えめだけども、最後のひと押しにとても有効な気がします。この記事を書いている時点(2020年9月10日)ではまだLv77なので極や零式には行ってませんが、十分ありえる可能性なのでもう既にワクワクしてます。
範囲回しもフリーズさまさまなので使いやすい場所に入れておこうと思いました。
6.黒魔紋(ナイフエッジ・デスマッチ)


猫寄せの術とも言われるように、輪っかがあればついつい入ってしまう習性。黒魔道士にもあります。
黒魔紋にはできる限り乗っておきたい。まぁ、コンテンツ類は結構グイグイ動かされるんですけど。
設置したサンクチュアリが爆心地になるなんてよくあること。IDは特に。黒魔紋を設置した30秒間のエンペラータイムを最大限活用するため、小AoEなどは魔紋のギリギリ際へ誘発させたりもします。
どうしても魔紋に戻れない時間やギミックはあるので、ここらへんの折り合いというか使い方もプレイヤーによる所でしょう。
AFがギリギリ継続する計算で、黒魔紋内でファイジャをキャストしたにも関わらず移動でのキャストキャンセル…もうおわかりですね?
黒魔道士はギリギリのせめぎあいを黒魔紋とギミックで行うのです。
滑りうち、迅速、Proc消費、…Lv80になればもう一枚手札は増えますが、その後即座に魔紋へ戻らなければ魔紋はどんどん減っていきます…
いかにこのデスマッチを制するかが鍵になるという、2.x時代では好きな所で好きなようにキャストしていた存在が、ついには自身の聖域をもった固定砲台になったというトンデモないフィーリングアップデート。
個人的には大好きです。使いこなせるかどうかはまた別の話・・・
黒魔道士が難しいと言われる所以


2.xの黒魔道士は結構シンプルで、デカイMP消費をバンバン重ねていってギリギリになったら極属性へとチェンジしてゴリゴリ回復したあと、また最大消費をかますという流れでした。
基本的なルーチンは5.xでも引き継がれていますが、えげつないほど増えたスパイスが、それぞれプレイヤーによってさじ加減が異なるといった性質を持っています。
誰一人同じ味にならないのが黒魔道士の難しさかなと思います。
もちろん真似ることはできます。
だけど、ギミック処理の反応速度やPTによる処理の違い、プレイヤーがもつ細かいスキルなど、食べ方(作法)も全然違う作りになっているのだと気づきました。
裏を返せば、自分自身が難しくさせているなとも言えます。
スパイスの量や使うタイミングは真似られても、作法まで矯正していくのはなかなかに骨が折れるでしょう。つい手癖で失敗してしまうことも、画面の見るべき場所が見えないのも、それがプレイヤーのスタイルだと思うんです。
もし黒魔道士が難しいなと思っている方には、ぜひ一度自身のプレイスタイルを一度ぶち壊してみてほしいです。
プレイスタイルの確立
僕のプレイスタイルを少しだけ紹介します。各ジョブで気をつけているのは「限りなくホットバーを減らす」ことです。
機工士なんかはXHB1ページと同時押しの8つで24個しかつかっていません。
さすがに黒魔道士は1ページでは収まらないので無理やり2ページにしていますが、Lトリガー側のXHBはほとんど1ページ目を同じほぼコピーです。
範囲回し用と単体回し用で全然違うので割り切って使っています。本当なら1ページにしたいんですけどね。さすがにロール間でも共通にするわけにはいかないのでタンクはタンク、DPSはDPSと区分けしています。
とある方はロールアクション系を全ジョブすべて同じ位置に登録していたりもします。普通に遊んでいれば、やりやすい/やりにくいを感じながらどんどん改善されていくのですが、あまりに長い年月を経ると改善するのも難しくなってきます。
そんなときは自分のコンテンツなどを動画に撮ってみてください。
画面だけでもいいし、スマホをむけてコントローラーごと環境そのものを映してみるのも良いでしょう。
どこでミスしているのか、どんなときリカバリーが間に合っていないのか、どんなときカオスになっているのかを改めて洗い出すのがうってつけですね。かなり面倒ですが、労力に見合う効果は得られると思います
なんだかんだで身についた独自のプレイスタイルは十人十色ですが、ひとつの色に近づけることは可能です。
もし今、まだまだ精進が足りていないなとか、難しいものをこなせるようになりたいと思うのであれば試してみてください。
順当な進化を遂げた黒魔道士
以上が、2.xと5.xをジャンプしてみた感想でした。
黒魔道士は純粋な火力要因として、だけども割とシンプルなジョブシステムでギミック相手にギリギリの戦いを挑むスタイル。これは今も変わっていませんが、より複雑に、多機能に進化していますね。
できることが増えた分、難しさもそのまま上がってる印象です。とはいえ、難しさに関しては慣れの部分やギミック理解度でなんとかなるので、日々精進あるのみです。
難しさに関しては慣れの部分やギミック理解度でなんとかなるので、日々精進あるのみです。
さて、長くなりましたがこれで終いとします。
5.4で実装されるレイドには黒魔道士で参戦する予定なので今度も訓練してきます!
(追記:最終的に黒魔にはなれませんでした(ギブアップ))